糖尿病ってなに?
蛇足カルテでは知念実希人がこれまで様々な雑誌等に書いてきたコラムを紹介していきます。
今回は糖尿病についての記事です。
ぜひお楽しみください✨

さて、今回はちょっと糖尿病について書いてみたいと思います。
皆さん、糖尿病がどんな病気かご存じですか?
尿が甘くなる変な病気?
いえいえ、(名前に「糖」が入っているからと言って)そんなに甘いものではありません。この病気の本質は、高血糖によって全身の血管がボロボロになっていくことにあります。
糖尿病の原因は(実際にはそこに至るまで色々と複雑な過程がありますが)ごく簡単に言うと、血糖値を下げるホルモンであるインスリンが不足することです。
インスリン不足により高血糖状態になると、血管に酸化ストレスがかかり、動脈硬化が進んでいくのです(ここも複雑な過程があるのですが、複雑すぎるので割愛)。
血管障害は微細血管から大血管にまでおよび、糖尿病の三大合併症と言われる網膜症(最悪失明します)、腎障害(最悪透析になります)、神経障害(最悪全身の神経に障害を来します)だけにはとどまらず、心筋梗塞や脳卒中を起こす可能性も飛躍的に上がります。
え? 脅しているのかって?
はい、脅しているんです。
糖尿病ってその名前にあまり悲壮感がないせいか、たいした病気ではないと考える方が結構多いのですが、その恐ろしさを少しでも知って貰えれば予防を心がけてくれるかなとか思いまして。
さて、ちまたにはよく『糖尿病を治すのに薬はいらない』みたいな本がありますよね。あれは……本当です!
いや、あの手の本はほとんど眉唾なんですが、糖尿病は(初期の状況)に関してはその通りなんですよ。自己免疫により膵臓の細胞が破壊され、インスリンを分泌できなくなる1型糖尿病には絶対に医療が必要ですが、生活習慣病である2型糖尿病にかんしては初期であれば、初期であれば薬は必要ありません。
どうすればいいか。簡単です。
それは……