教授回診の悲哀(知念実希人の蛇足カルテ)

さて、今回は『教授回診』について書きたいと思います。
皆さん、教授回診ってどんなイメージですか?
大多数の人は『財○教授の教授回診です』とアナウンスが流れ、○前教授を先頭に数十人の白衣の集団が廊下を闊歩する光景を想像するのではないでしょうか?
やっぱり『○い巨塔』の影響は絶大ですよね。超名作ですので『白○巨塔』、未読の方はぜひ読んでみてください(伏字の意味なし)。
さて実際の教授回診は(少なくとも自分が研修をした大学病院では)似て非なるものでした。
たしかに、教授を先頭に医者がわらわらと病棟を歩くのですが、あんな大仰なアナウンスは流れませんし、患者さんも教授の診察をありがたがるなんてことも、あまりありません。
教授が来ても「だれだよ、あんた?」と訝しげに言う患者さんもいれば、そもそもベッドにいない患者さんさえいます。
もちろん、主治医は前もって「今日の○時ごろ教授回診があるんで、ベッドにいてくださいね」と頼んではいるのですが、重症の患者さんはともかく、退院間近だったり検査入院の患者さんは暇でしょうがないので、気にせず売店などに行ってしまうことが少なくないのです。
そうなると、空のベッドを前にして、主治医が病状と治療経過を教授に説明するというシュールな光景が展開されます。
さらに、実はすべての医者が最初から最後まで教授回診に付き合うとは限りません。
みんな自分の仕事が忙しいので、担当患者の診察が終わると同時にあっさりと消えていく医者も多いのです。
それほど威厳のない教授だと、回診が進むにつれ一人また一人と医者が減っていき、最後に残るのは数人の研修医のみの場合すらあります。
重い空気で回診が終わると同時に、教授が「僕って威厳がないのかな?」に残った研修医たちに愚痴を言うなんていうことも……。まあ、現実なんてこんなものです。
ちなみに、教授回診は別に教授の権威を示すために行っているわけではなく、患者の病状や治療方針などの情報を共有し、よりよい医療を行うことを目的にしています。もし皆さんが大学病院でやけに人数の少ない教授回診を見かけたら、心の中で「教授、ファイト!」と励ましてあげてください。
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